
■曲目
1. フルートとオブリガートチェンバロのためのソナタ ロ短調 BWV1030 第1楽章 Andante
2. フルートとオブリガートチェンバロのためのソナタ ロ短調 BWV1030 第2楽章 Largo e dolce
3. フルートとオブリガートチェンバロのためのソナタ ロ短調 BWV1030 第3楽章 Presto-Allegro
4. フルート協奏曲「ごしきひわ」RV.428 Op.10-3 第1楽章 Allegro
5. フルート協奏曲「ごしきひわ」RV.428 Op.10-3 第2楽章 Cantabile
6. フルート協奏曲「ごしきひわ」RV.428 Op.10-3 第3楽章 Allegro
7. 管弦楽組曲第2番 ロ短調BWV1067より メヌエット Menuet
8. 管弦楽組曲第2番 ロ短調BWV1067より バディネリ Badinerie
徳本早織 3rdアルバム
High Fidelity Reel to Reel Master Sound Series (CD)
本作品は、2021年にSTUDIO1812主催で製作した『Meteore』と2022年に製作した『Fantastic』(アナログテープ版)をコラボレーションさせたミックスアルバムです。
『Meteore』は、初段のMulti録音はDigital録音し、Analogにてマスター音源を製作しております。
『Fantastic』は、ボリューム満点のフルート名曲アルバムで、Analog製作録音ですので、2022年にこの様なCDが発売されることは奇跡のような作品と言えるでしょう。
今回の収録もマルチトラックレコーディング段階からアナログ録音で実施しており、マルチトラックレコーダー1台(TASCAM TSR-8)をデジタル制御による完璧な同期走行にてシンクロレコーディングを実現しており、今回はアナログソースのみを採用しております。
FL奏者の徳本早織は関西で活躍する若手フルーティストで、今回はモダン楽器でバロック奏法を取り入れながらバロック音楽を奏でております。
PF奏者の市川未来も関西で数多くのコンサートやレコーディング収録などにも積極的に取り組むスキルある演奏者です。
今回は本来ならチェンバロで演ずるべくパートを堂々とピアノで奏でており、ピアノという楽器は音量が自由にコントロールできるとても優れた楽器ですが、チェンバロは基本的に強弱の2種類しか音量が出せない楽器です。
ピアノでそのチェンバロパートを上手く再現しており、現代の録音でもフルートとピアノで収録されている音源は非常に少ないかと思います。
また、今回メインとする「バッハフルートソナタBWV1030」は約300年の時を経ても決して色あせることのない、古今のフルート作品の中でも最高峰の名作であると同時に、難易度も非常に高く、フルート奏者自らがこの曲を好んで録音することはあまり多くはありません。
タイトルのFantasic(ファンタスティック)は非常に良い・素晴らしい等を意味し、今回の演奏と録音に対し非常にふさわしい名前と思いその名を付けました。
この作品はアナログオープンリールテープによる録音で、初段の録音から全てアナログテープ録音をしております。
最終的なマスター音源製作もアナログマスターテープで製作しております。
そのテープよりこの作品を製作いたしました。
■徳本早織プロフィール
同志社女子大学学芸学部音楽学科演奏専攻卒業。
同大学音楽学会《頌啓会》特別専修生修了。
これまでに長山慶子、市川智子、太田里子各氏に師事。
バロックフルートを太田里子氏、前田りり子氏に師事。
草津夏期国際音楽アカデミーにてF.レングリ氏のマスタークラス修了。
東京国際芸術協会よりマスタークラス受講費全額助成を受け、ウィーン国立音楽大学マスタークラス修了。修了コンサートに出演。
ディプロマ取得。
第20回"万里の長城杯"国際音楽コンクール一般部門A 2位(1位なし)
第19回日本クラシック音楽コンクールフルート部門入選。
第22回同コンクール受賞者披露演奏会にオーケストラ団員として参加。
18回大阪国際音楽コンクール木管楽器部門Age-G入選。
ハートフル・コンサートにて、フルートコンチェルトのソリストを務める。
2016年2月に京都青山音楽記念館バロックザールにて(公財)青山財団新人助成公演での初のソロリサイタルを開催。
2018年3月に公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団より助成金を受け、2回目のリサイタルを開催。
宇治市生涯学習人材バンクフルート講師。
Sony Music主宰「STAND UP!Orchestra」所属。
古楽器によるオーケストラ「アンサンブルSDG」所属。
京都・大阪高槻市にて徳本早織フルート教室を主宰。
オフィシャルサイト:https://tokumoto-saori.com
■市川未来プロフィール
大阪府立夕陽丘高等学校、京都市立芸術大学卒業。
管弦楽器や声楽との共演で多くの演奏会やレコーディングに参加。コーラスのピアニスト、ピアノやソルフェージュの講師など幅広く活動中。
「木管アンサンブルはなり」のメンバーとして「NHK-FM大阪リサイタル・ノヴァ」に出演、「第1回杉並公会堂ベヒシュタイン室内楽コンクール」第3位受賞。
大阪府立夕陽丘高等学校講師。
オフィシャルサイト:https://i-miki.wixsite.com/piano
画像は、イメージです。
※仕様および外観、パッケージは改善のため予告なく変更することがあります。